RUM Archive および RUMvision とのベースライン統合

RUM Archive で、ベースライン バージョンの全世界のブラウザ サポートに関する分析情報をウェブ デベロッパーに提供する新しいツールがリリースされました。

昨年、WebDX コミュニティ グループのブラウザ ベンダーとともに、ウェブ プラットフォーム機能のブラウザ サポートに関する情報を明確にするために ベースラインをリリースしました。この情報は、MDN や Can I Use などのサイトに表示され始めています。

ベースラインは、日常的に使用しているツールと統合することで、さらに便利になります。たとえば、ベースライン 2022 を採用し、それ以降の機能を使用しない場合は、新しい機能を使用しているかどうかが IDE に通知されます。チーム全体が予定どおりに作業を進めることができるように、リンタと CI ツールを用意します。

今後、機能のグループ化作業が完了すると、このようなツールが利用可能になる予定ですが、現時点では、ターゲットとするベースラインのバージョンを決定するのに役立つ統合を発表できます。

Akamai の RUM アーカイブは、一般公開されている Real User Monitoring(RUM)データのデータセットです。RUM インサイトを公開しています。これは、データから得られた最も重要な分析情報のページです。これで、このページにベースライン サポートが表示されます。このデータには、選択したベースライン バージョンに含まれるブラウザ バージョンを使用しているユーザーの割合が表示されます。

RUMArchive での統合。

特定のバージョンのベースラインを選択すると、含まれる機能のリストを確認することもできます。これにより、サポートするバージョンを選択する際のトレードオフを把握できます。

RUM インサイトを今すぐ確認し、RUM アーカイブのお知らせをご覧ください。

近日提供予定 - RUMVision との統合

新機能が既存のユーザーベースに与える影響を把握できるよう、RUMvision ではまもなく、オーディエンスに関する情報にベースライン データが含まれるようになります。これにより、サイトやアプリケーションの再設計や新機能の計画時に、ユーザーのニーズを把握できます。

これは始まりにすぎません

ウェブ特徴データは日々充実しています。この機会に、ウェブ特徴データを統合する方法を検討してみてはいかがでしょうか。ツール プロバイダで、この可能性についてチームと話し合いたい場合は、お問い合わせください。