概要
日本の大手不動産サイトはウェブプッシュ通知を活用して新しい掲載情報を大幅に強化し、通知の開封率は 31% を記録しています。
結果
- 読み込み時間が 75% 短縮
- ウェブのプッシュ通知からの開封率が 31%
Suumo について
SUUMO は日本最大の不動産サイトであり、国内の人口の 11% 近くを占めています。SUUMO では毎月 1,400 万人のユニーク ユーザーが新築住宅を検索しています(その多くがスマートフォンを使用)。
課題
オンラインで表示される住宅リストを常に把握しておくために、検索エンジンを利用するユーザーがますます増えています。そのため SUUMO のモバイルサイトでは 多くのトラフィックを獲得しましたしかし、同社では、モバイルアプリと同程度の速さで魅力的なウェブ エクスペリエンスを構築することが困難だと考えました。その結果、直帰率が高く、ユーザー維持率が低くなったため、ユーザーにネイティブ アプリのダウンロードを促すことにしました。しかし、実際にユーザーにアプリをダウンロードし、再利用してもらうことは、困難でコストがかかるものでした。
解決策
SUUMO は、オフライン サポートやウェブプッシュ通知などのプログレッシブ ウェブアプリ テクノロジーを利用して、アプリのような高速ユーザー エクスペリエンスを提供し、モバイルウェブ ユーザーの再エンゲージメントを図りました。同社は Service Worker を追加し、ランディング ページを合理化して、消費者が探している物件を簡単に見つけられるようにしました。新しい戦略はうまくいって、ランディング ページの読み込み時間を 75% 削減しました。
また、この不動産サイトは、Android のモバイルウェブ ユーザー向けにプッシュ通知を実装し、新しい物件のリストを即座にアラートとして通知できるようにしました。彼らは、ネイティブ アプリのエクスペリエンスを活用したプッシュ通知の価値を理解しました。この新しい戦略により、開封率は 31% になりました。
SUUMO のポータルサイトを運営するリクルート住友株式会社で、スマート デバイス部門マネージャーを務める柴山大氏は次のように語っています。「モバイルウェブでユーザーを維持する方法がようやく実現しました。「これは私たちにとって大きな変革となりました」